こんにちは!
まだイギリスへ来たばかりの時、私は上手じゃない英語を人前で話すことに抵抗を感じていました。
できれば上手に話せるようになるまで人に聞かれたくない・・マンツーマンで会話の練習をしていたい・・・と。
綺麗に発音できないこと、間違った文法や単語を使ってしまうことを人に聞かれたくなくて、自信がなかったのです。
ところがある時から、日本人数名で、2週間に一度教会で開かれているInternational wivesの集まりに参加するようになり、私は意識を改めました。
そこでは、各国からやってきた移民・駐在・国際結婚の女性たちとイギリス人ボランティアの方々が、隔週で様々なアクティビティを行いながら、自由な会話を楽しみます。
日本人仲間のうちの一人の女性は、こちらに住み始めてもう3年以上経つアラフォーの方。アメリカに何年か住んでいた経験があるそうですが、英語の発音は私と同じレベルくらいかな、というのが最初の印象でした。
でも彼女はとにかく明るくてフレンドリー、そして笑顔がデフォルトかのような、優しい雰囲気の方でした。
彼女は決して上手ではない英語で、いつも積極的にいろんな人に話しかけていました。
「仲良くなりたい」「あなたのことを知りたい」「あなたと話せて嬉しい」「このことを伝えたい」というのを前面に出し、ハートで会話しているような方でした。
そんな彼女を見ていて、自信がないからといって小さい声で話したり、話しかけられるのを待っているだけでは、そっちの方が恥ずかしいな、と思うようになりました。
話しかけられて、興味を持ってもらえて、嬉しくない人はいません。言葉が完璧じゃなくても、伝えたい思いと笑顔があれば、心を通わせることはできるのです。
そうやって自信をつけていくことで、また、色んな人と会話する機会を増やしていくことで、会話は上達していきます。
そもそも、私は自分の発音の悪さを気にしていましたが、イギリスにはたくさんの種類の英語の発音が溢れています。
イギリス国内だけで見ても、地域によって訛りが全く違います。
また、イギリス人から見たらアメリカ英語は訛っているし、その逆もまた然りで、英語の発音の良し悪しなんて人によって基準が違うのだから、あまり気にすることはありません。
それよりも、自信がなくて積極的に話すのをやめてしまうことによって、相手に冷たい印象をあたえてしまったり、「自分と話すのがつまらないのかな」と思わせてしまうのは非常に勿体ないことですよね。
例えば日本にいて、外国人と日本語で会話する場面があったとします。誰も、相手の外国人から、ネイティブ並みの流暢な日本語が出てくるとは思いません。
たどたどしい日本語であったとしても「日本語上手だな」と思うし、一生懸命伝えてくれようとする姿を見たら、こちらも一生懸命聞き取ろうとするものです。
それと同じことなのです。
自分に自信を付けるために、スピーキングの練習をすることはとても良いことです。でも、自信の無さに囚われて殻に閉じこもってしまっては勿体ない!
笑顔・自信を持つこと・伝えたい気持ち の3点を忘れずに、積極的に会話を楽しみたいですね*
最後までお読みいただきありがとうございます。